内容のない文章

2015.07.31 

自分の書く文章と目標とする文章の違いをあらためて確認すると,何をどうやっても目標には近づかないことがわかる.ぼくの文章は,まず読みにくい,不自然,さらに興味深くない,いや,内容がない.修正では手に負えないではないか,とわかる.

じゃぁ,といって放り投げても上達はしない.それどころが,よけい目標から遠くなる.少しでも脈のあるある部分を探しだし,それを頼りに目標のほうへたぐり寄せないとまずい.

他によい方法があるのかもしれないけど,実践できそうなのはこれくらいだ.学校へ行くわけにもいかないし,そもそも文章書きを教えてくれる人がいるとも思えないし.残り時間を考えても死ぬまで目標には到達しないだろうな,と暗い気分になる.日暮れて道遠し,とはこういうことかとこの言葉の意味を完全に理解した.

ただ,昔よりは少しは前進したかなと思えることは,少なくとも「比較でもしようか,そういうことをしようか」と思ったことだろう.ぼんやりと「あー,上手にならないかな」と書くよりも,目標となる文章をじっくりと読み,なぜこんなに凄いのかをよくよくと考えてみる.そういう時間をとって自分との違いはなにかと発想するようになった.いままでやっていないぶん,少し前進したのだろう.

これまでは「違い」もなにも,比較なんて意味は無いと思っていたから,「それに引き換え,どうしてぼくの文章はどこがダメなのか」という批評を自分でしていなかった.批評ではないか.反省だろうか.

いずれにせよ,創作や自己表現ということとは別の意味で意味があるはず,すっきりとわかりやすい文章を書ける能力はその人をいろいろと救うことになるはずだ.それも一生ものとして.

ならば,夏なんだし読むばかりでなく分析もしてみようと思ったわけだ.

まずなによりも,読みにくい.そして,文章の背後に「重みのある」ものがない.この2点がキモになる.とりあえずそう仮定してみる.すると,「ともかく読みやすい」と「深く考える」という行動規範が自然にでてくる.

では「読みやすい」とはなにか.論理的な構造といった「理解」に関する部分と形容詞副詞比喩係り結びといった「見やすさ」に関わる部分とがありそうだ.構造については,言いたいことをズバッと箇条書きに並べるだけでも向上するので,さほどハードルが高そうには感じないのだが(できないけどね),見やすさの向上方法についてはあまり思いつかない.

たとえば,どういうタイミングで読点(,)を打てばいいのか,じつははっきりとわかっていない.重文複文がでてきたら視覚的にその構造をわかりやすく指示するために打つ,あるいは,接続詞の後や修飾語非修飾語の関係を明示するために単語を分離るために打つ.この2つの方法をめどに使っている.

しかし,好きな文章を読んでいてもそうなっているのかどうか,読むときには「見てない」のだ.というのは,鑑賞しちゃっているのであって,分析をしていないから.分析しながら文章を読んだらつまらないだろうなぁと考えてしまう.

とまずは,そのあたりか文章改善について作業をしてみようか.

夏休みの過ごし方

2015.07.30 

夏休みの時期になり,どうやって夏休みを過ごそうかなと考えている.あそこに行こう,これをやろうとアクティブな妄想が自動的に始まるが,まずは立ち止まることにしている.

夏休みには「何もしない」ほうがいい.暑いんだし,そもそも何もしない時間を過ごすことを推奨する日々なのだから.
何もしないことは頭にも身体にも良い,だから夏休み.そういう習慣なのだ.お盆という慣習が「休み」という形でしか存在していない(田舎の社会ではいろいろあるのだろうか,よく知らないけど).

夏休みに何か意味のあることをなしとげなければ.こう考えてしまう人は子供の頃の呪縛が今でも活きているのだろう.宿題の日々の残照の中にいるのだと思う.

ぼくも宿題は嫌だった,それに結局宿題を最後までできたためしがない.それでも「やった感」というものはそれなりに子供の思い出として残っている.実際は成し遂げたことがなくても,「泣きながらやったよなぁ」と話してしまう.ウソの混じった「やった感」でしかないのだけど..

大人になったらない.もうそういうことはしない.しかし,なんかやらなきゃという気分が湧き上がる.癖だから.

もっと勉強しようという人,何か(趣味)をマスターしようという人.自分にとってメモリアルな活動を開始したい衝動に駆られる人は多いだろう.そして,そういう人は始める前に秋の到来を感じた夜に「あぁ,こんなことができるようになったな」という感慨をもって成長した感に満足する自分の姿を「ちらっと」想像しているはずだ(絶対に).実際はそういことはないのだけど.

いい歳になったぼくは,夏休みくらいだらだらすることにした.頭を空っぽにするという日を何日もつくる.こんな日がもてたという幸せを感じることに集中する.だって,この先あまりなさそうだもの,日本で生きている限り.

一般公開の来客者

2015.07.24 

「知っていますか? 横浜でもロケットの打ち上げって見れるんですよ!」

はぁ? と思って話を聞いていた.なるほど,この人の言っていることは本当かもしれない.

このお客さんは天然ガスのプラントでお仕事をされている方だそうで,娘さんと一般公開日に所内の展示を一つ一つ見て回っているそうだ.

1時間程度だけど,ぼくも展示の説明要員の当番がまわってくる.必ずしも熟知していない展示の説明だけど,専門的ではない普通の人に話をするくらいだからなんとかなる.お客さんも説明を聞いて納得してくれる.そうでない人もたまにはいるけど.

さて,件の見学者はどうやって横浜でロケットを見たのか.

お話によれば,打ち上げ時間と大体の軌道とからだいたいのフライトパスを計算し,横浜の自宅のベランダでどの方向に見えるのかを予測しておくのだそうだ.そしてインターネット中継で打ち上げ時刻を知り,予想した方向を凝視するらしい.夜ならば2段着火くらいの光は見えるのだと.

なるほど.でも,さすがに昼で噴煙は見えないはずだ.燃焼ガスは水素と酸素だから.水蒸気なんて見えない.機体に反射した日光が見えるのだろうか.

いろいろと疑問を感じるが,見たことがないのでなんとも言えない.内之浦からH2Aの打ち上げをみたことがあるが,細い光の筋が上昇していくものだった.これを東京からみても何も見えないだろう.ますますそう感じるのだが,まぁ,次の機会には自分で見てみるか.

一般の人といっても,わざわざ暑い中来場される方たちだから,そもそも宇宙の話を聴きたい人ばかりだ.だからぼくの話しでもそれなりに聞いてもらえる.

親子連れできている高校生には,さり気なく学問を鼓舞する話をしてみる.すると,付き添われている母親(だろう,たぶん)が高校生の息子さん(たぶん)に「頑張ってね」と声をかけている.ぼくも何らかの貢献をしたような気になる(何もしていないけど,人のやる気をださせるのはいいことだ).

一人で来場された芸術関係の方には,トップダウンとボトムアップの両方がミッション提案には混在していることを話してみる.規模が小さな工学主体のミッションは,ある種のアートのようなまとめ方になっているのですね.そういう感想をもらう.「発見がありました」と言ってくれた.

はやぶさブームも一段落した.来場者数は数年前に比較して大分減っているようだ.最近は2日間の日程で開催しているが,そろそろ1日になるかもしれない.

言語能力を向上させることは可能か

2015.07.11 

もう20年近くもがいている.言語能力を向上させることは可能なんだろうか.心の憶測で不安と希望とを両方感じたまま宙ぶらりんな状態が続いている.

無理.そうクールな気分で自分にいいかせている.しかし一方で,なんでもやり続ければ少しは上達するはずだ.背中を押し続けている自分もずっといる.

どちらか一方に決めてしまって盲目的に作業することができない.あるときはダメ,あるときは大丈夫.その間を揺れ動いている.天気と気分は同じだなと感じる.

小説家になろうとか,文筆業をやってみようとか,そういう意図はない.

おじさんになってからピアノを弾いてみたいなぁという気分.あるいは海外を自由に旅行するために英語を身につけようとしているジイさんの衝動と同じかもしれない.

つまりは必然がない遊びのマインドでの挑戦ということだ.ブログというメディアがある今日,文章書きは「個人的な(暗い)遊び」になるはずだ.

ブログでくらい自分の考えていることをきちんと,それでいて説得力をもって,願わくば風にのって流れるようにすらすらと理解できる言葉を発してみたい.

いやー無理だねと改めて思う.

でも,そういうことが出来る人もいる.じゃぁ,どうやっているのだろうか.ここに探求があり,遊びがある.それがいろいろ考えるヒントとなって,常時なにかを探し続ける.「あぁ,こうやってかけばいいのか」と人の文章を読むことになる.情報を把握しようとするよりも少し頭を使えてお得な感じがする.

生きている限り何からの趣味があるはずで,ぼくの場合は読みやすい言葉を書いてみることを追加した.これが今の研究テーマの一つ.



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人の知能の発端を知りたいです。ハードウエアとしての人は二万年は変わっていないらしい。それなのに、文明といわれるものはローマ以前の数千年までしか遡れない。ローマ以後の二千年で海王星の写真を撮れるし、原子も見られるようになった。文明以前の一万年以上、一体全体「人類」は何をやっていたのだろう?それが知りたいんです。



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