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2005年1月30日

百年の誤読

岡野宏文・豊崎由美
ぴあ 1600円
★★★★★

 ベストセラーに良書なし、は本当か? の検証をここみた対談集。プロの書評氏たちの評論には目を開かさせられる重いがする。一般的に名著と思われているものが必ずしもよくないだろうという意見には賛成だし、ベストセラーが名著とは限らないことも理解している。しかし、自分が「良い本だよね」と思っている本が酷評されると、悲しい気分になる。

 しかしだ。その評論が極めて論理的なものであり、また、現在の視点からなされたものであるならば、感心してしまう。悲しい気分ではあるが、確かにその通りだいう具合に。まったく、私がバカでした、ということを心底納得する。要するに、私がバカでしたということです。

 混乱した評価でも、時代が下るとそれなりに「理屈に合ったもの」がでてきます。古い時代にろくでもない本はありますし、今でもある。なるほどあたりまえ。しかし、評価が定まっていないものについて、未来においてもぐらつかない根拠を持った評論というのも、名著を書くのと同じくらい難しいものなのだろう。評価は売れるから、ではない。それを「自分の愚かさの自覚」とともに納得しました。

 100冊の後で読んだ本としては、良い巡り合わせ。少し、読書の傾向を変える必要があるかもしれない。

2005年1月29日

100冊を越えてみたが

 読書メモをこのページに残すようになり、100冊を越えました。半年以上かかりました。1日1冊運動をやってきたつもりですが、それはかなり難しいことだと身をもって知りました。

 質は量から変化する。というより、量をこなさないと質の変化はありえない。そういう言葉を知ったのは3年くらい前です。中谷彰宏さんの本にありました。ということで、自分はどのくらい読んだのかを記録することにしました。定量的に。

 で、質は高まったのか? いえ、ぜんぜん。変化なしというのが本音です。読む速度が上がったわけでもないし、理解力が向上したわけでも、ましてや文章力がアップしたわけでもないです。知識が、幾ばくの知識が増えました。ただ、不完全なものにすぐなります。

 ひょっとしたら、100冊では少ないのかもしれません。もちろん、過去数年このペースで読んでいますので、トータルでいったら1000冊を越えていると思います。ただ、それは記録をつけていないので、忘れてしまったものが多いです。読書記録をマインドマップでつける、という方法もあるようですが、もうしばらく感想文形式で続けます。今後は、著者の意図したことを「要するに」ということで、そして、「KeyWords」となるものを列挙することにしました。

 読むこと自体が面白いですから、読書は今後も続けます。自分が進化するかどうかも合わせて記録することも続けてみようと思います。