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村上朝日堂はいかにして鍛えられたか

村上春樹
新潮文庫
お勧め指数 □□□□■ (4)

休日の脱力したい気分にマッチした本。
話題と語り口と挿絵がこういう気分に自然となってしまうような、そんな空気を演出してくれている。

読んだからといって「なんか、考えさせれるなぁ」というような気づきは得られない(ぼくの場合だけど)。
まったくない。

自分とは違う世界の生活をしている村上さんの日常を垣間見ることができるから、そういう意味での発見はある。
それは確かにそうだ。

しかし、「そういう意味の発見」はたぶんすぐに忘れちゃうし、何かこまったときにその発見を応用して困難から脱出することができるかも、ということはない。
まったくない。

その無意味さがこのエッセイの良いところなのではないか、と思うわけだ。
だから、何度でも読める。
そして面白い、楽しい気分になれちゃう。

そうですね。
いってもれば「水曜どうでしょう」のようなもので、延々と見てられるというタイプのエッセイですね。