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娘・妻・母

成瀬巳喜男
東宝ビデオ[DVD]
お勧め指数 □□□□■ (4)

あれ、カラー映画になっている。
カラーだと古い映画の感じが弱まるので、ちょっと気分がのらない。
しかしレンタルできる成瀬作品DVDがもう残っていない。
仕方がない。

内容はホームドラマだった。
いわゆる嫁・姑問題。
それだけでなく核家族化がどのように進行していったのかについて。
戦後の高度経済成長期に指しかかる自分の、都心での暮らし方が変わりはじめた頃のスケッチのような映画といえばいいだろう。
良く言えば社会問題を分かりやすいようにまな板に載せたもの。
悪くいえば渡る世間のようなホームドラマ。

当時の人ならば、家も似たような問題を抱えているという人も結構いただろう。
真剣に考えない問題だったのだろうが、どこにもあるどうにもならない問題といえなくもない。
すでに核家族化が完了した現代から見れば、ふーん、と言えなくもない。
当時の人はこれを見て、考え込んでいたのだろうか。