戦争と仏教 思うままに
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梅原猛 新聞に掲載されたエッセイをまとめたもの。時事評論と思いつくままに書き残した日本仏教のお話がまとめられている。 以前読んだ「梅原猛の授業 仏教」や「梅原猛の授業 道徳」は素晴らしい本であったので、この本も店頭平積みのものを中身も見ず買った。ある意味、失敗であった。 内容が書かれた時期はブッシュがイラク戦争を始める頃だったので、それに関する話題が1/3位を閉めている。その評論は、著者の偉大さからみるとあまりにも稚拙なのだ。というか、新聞評論の焼き直しに過ぎない。 |
もちろん「戦争反対」を主張するのは正しいと思うが、なぜこの戦争がおきるのか、世界史からみた必然性、日本史からみた日本の態度の歴史的な連続性、仏教からみた人の心理の解説などがあると「梅原猛らしい」本になるのだがと思い、すこし残念だった。
ただ、新聞のコラムでは大したことは書けないだろう。そのへんの事情を汲んでも、良い本とは言えないです。