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伊東明
サンマーク出版: 1400円
お勧め指数: □□□□□ (5)
『「聞く技術」が人を動かす 』の著者の新しい本。誰しもが疑問に思う、人類史の「謎」に挑むようなタイトルです。有無を言わず手に取りました。 とても読みやすく、説得力のあり、本当に「知ってもらおう、分かってもらおう」として書かれた本だということがすぐに読み取れました。流石、ベストセラー作家になったからといって「arrogant(傲慢)」になっていない。
勤め先で「経営層」と呼ばれる人の会議に出たことがあります。事務局タスクだったので、資料準備・配付・議事録取りといった作業をしました。そのとき、本当に疑問に思ったものです。
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「なぜ、この人たちは、こんなにアホなのだろうか?」
略歴をみると、皆さん立派。最近は天下りばかりではない。それなのに、何故?
私は「違う分野からやって来た人だし、勉強していないし、また、聞く機会もないし、それで、なんとかなっているからだろう」という理解をしました。それにしても、本人はつらくないのか?。これは、個人的な経験談。
この本では「エライ人」という意味が少し広いものになっている。絶対的なものではなく、相対的なもの。例えば、就職活動に来た学生からみれば、たとえ新入社員であっても「エライ人」。相対的にな「決定権、知識量」の違いで定義するもの。
結局、おかしくなる理由は単純である。
・偉くなるのに作用した性質が、偉くなった途端その人をおかしくする。
そして、おかしくするとは何かといえば、
・傲慢さを助長させる「特別扱い」に慣れ、自分の客観性を観測するためのフィードバックループが「切断」され、妄想の王国の住人になってしまうこと。
である。最後は「謙虚さ」が消え、「聞く」能力が退化してまうのである。
以外と普通な結論かもしれない。そう思う人は、結局「そうすることはむずかしいし、殆どの人がそれをできない」ということに気づくだろう。つまり、それが、「人類史の謎」に対する答なのだと私は理解しました。 読んでいて、ただ、ただ、反省してしまう。買って損なし。