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大人のための「情報」教科書

坂村健
数研出版: 1500円
お勧め指数: □■■■■ (1)

 別に悪い本ではないのだが、高校生の教科書なので普通の人にはお勧めできない。坂村健の本ならば全部買ったときに読まないでほったらかしになっていた本が目に付いたので読んでみた。確かに高校生用の「教科書」である。一応、社会人向けにアレンジはしてあるのだが。

 知っていると思っていても以外に知らないことがある。そういうことはなかなか普段の生活において気づく機会は少ない。ひょっとしたら「へえ、知らなかった」と思うことがあるかもしれないと思って読んだのだが、あまり面白くなかった。いや、全部知っていたということではない。単に、「あぁ、これは知らなかった」と感嘆することがなかっただけです。


 教科書ならば、その道の一流の人が書くはずである。最近は「情報」という科目があるそうで、その分野の教科書執筆者(の一人)は坂村さんということです。TRONならばOSと思ってしまいますが、その分野は「情報」なんですね。なるほど。

 たしかに、私より20年先輩で、パソコンなんて触らなかった人には今の世の中行きにくいだろう。この教科書を読めば「なるほど」と分かることも多いけど、普段の生活で直面する計算機がらみの問題に対応するにはいささか内容がたりない。ある意味、当たり前なのだが。この教科書は「前提知識」を教えてくれるものなんですね。これを読んで、それぞれの作業に必要な情報源にアクセスすれば「より知識が頭に引っ掛かりやすくなるだろう」。そんな効果は期待できるでしょう。だとしても、実際に触り続けて体得しなければならない事の方が遥かに多いだろうけど。

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