1940年体制 さらば戦時経済
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野口悠紀雄 日本型の会社というと、終身雇用が思い出される。日々の生活で気になる制度といえば、源泉徴収という仕組み。私は賃貸住宅に住んでいるので、面倒な契約(更新料や礼金、保証人という制度)の不条理さを味わう。こう言ったものは、古くから、といっても対象あたりから?、続いているものだと思っていた。 この本を読んで、これらの制度は1940年代、つまり、戦争続行のための処置としてはめられたのだと知った。そうだったのか。 ”日本型企業や業者行政など、しばしば日本特有と考えられているものは、昔から存在していたのではなく、総力戦遂行という特定の目的のために投入されたものだった。金融もう、自由な市場での直接金融方式から統制的な間接金融に変質した。 |
衝撃をとおり超え、あきれてしまった。そうだったのか。戦時中ならば、勝たなければならないのだから、そのような方法は意味があるだろう。そして、戦後のGHQもこの仕組みを見抜けないため、現在の法律でも戦時下のやり方がまかりとおた。さらに、高度経済成長はこのやり方が劇的に効果を現した。この方法はある意味無敵だったのだ。
”どんなに悪い事例とされていることでも、それが始められたそもそものきっかけは立派な ものであった。ユリウスカエサル”
そんなうまいやり方とそれを通した官僚は結果的には「よかった」のだ。少なくとも、それは認めて感謝しよう。それを無視してマスコミや世論の敵にするだけでは脳がない。歴史から学ぶとはこういうことを言うのだろう。
一方で、もう、そのやり方は効果がないということも認めていこう。でないと、結果的にまだ落ちるだけだ。