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ラテン語の世界

小林標
中公新書: 860円
お勧め指数: □□□□■ (4)

 ラテン語についての紹介。「そもそも」論。言葉の由来、単語の由来などが紹介されている。英語なんぞ、ゲルマンのアングル族のものではないか、という気分になれる。

 なぜ、α、β、γがa、b、cになるのかよくわかった。γはGに対応するのにCなのはなぜか。KやQと機能が似ているのはなぜかがわかった。普段「そういうものだ」としていたことが、なぞときのように理解できるものだ。結構楽しい。

 「赤毛のアン」がラテン語にぶつくさいっていたことを思い出す。非常に難しいものなんだろうと思っていた。たしかに覚えることがたくさんある。しかし、それは「形式=意味」を保証するための「システマティックな方法」なのだから仕方がない。動詞や名詞の変化は、プログラム言語以上に「WELL-DEFINED」な感じがする。合理的を言語で表現すれば、ラテン語のありようといえるかもしれない。

 ラテン語をもっと知りたい。そんな気にかりてたててくれる本。

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