コルシア書店の仲間たち
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須賀敦子 若い頃にイタリアに留学?し、ひょんなことからミラノの書店に関係したことで知った人たちに関するエッセイ集。別の本で見たことがあるのだが、須賀さんの若い頃の写真はとってもかわいいんですよね。キュートという言葉がぴったり。そんな感じではあっても文学要素としては一流のものをお持ちだったので、本も出版している書店で一定の役割があったのでしょう。かわいいけど、頭がいい。しかも、日本人。そんなアンバランスさもあったのかもしれませんけど。 1960年代から70年代にかけて、若者ではなかった私には、この時代の世界の動きは良く知りませんし、ピンともきません。だから、書店の人たちの社会的な位置づけというのはよくわからない。まぁ、職場の変わった人たち程度の認識しかもてません。それでも、ちょっとほろ苦い感じのする人生の断片を垣間見れた気がしています。 須賀さんのエッセイって、最後は哀しい感じなんです。しかも、昔話が終わると急に現在に引き戻される感じがします。それが、この人の文章の味わいのあるところなのでしょうか。知識をもとめて本を速読する私には、ちょっと戸惑いと魅惑とを感じる本でした。 |