第一阿房列車
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内田百けん 簡素な記述。余計なことがない文章です。扱っている対象は、「鉄」である自分の行動記録なのですが、それでいてユーモア感があるので、楽しく読めるのです。内田百けん自身のおかしさ、同行者であるヒマラヤ山系君のとぼけ。なんだか、不思議な取り合わせの道中です。珍しい出来事など何一つ書かれていないのに、読んでしまいます。だから、とても人には勧められないです。それでも売れているようです。日本語そのものに興味を持っている人ならばたどり着く人なのだろう。 読んだところで何一つ「得るものがない」ような気がする本なのだけど、読んでいることが楽しいのでまた読んでしまう。絵を見るような、おいしいものを味わうような本であって、知識を得る、賢くなるための読書の題材ではない。それでも興味を持ってくれる人にはお勧めします、ハイ。 |