ローマ帝国の神々
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小林英雄 古代ローマ帝国の時代の神々を紹介する小冊子。著者の思い入れはあまりない感じがするので、面白感じはしないのだが、知識を整理する意味では意味がある本。ただし、あまりお進めできない気はする。この本は、五賢帝以後のローマ史をしらないと登場人物の羅列のような無意味な気分になる記述が結構ある。 古代においては、文明の記録というのは要するに神々の記録ようなところがある。農業の知識というより祭儀の知識がかかれているのか、物語がかかれているのかである。シュメールのように、文字の練習や貢ぎ物の記録というのも存在するのだが、人の興味を引くものは物語になる。本書も古代オリエントの神からミトラス教、キリスト教へと紹介を進めている。 古代ローマでは肝臓占いや鳥占いもあったのだが、西暦紀元をまたぐ前後で信じられなくなっている。人の行動を左右する影響力というのは、結局のところ人が信じるかどうかで決るのだから、今も昔も似たような流行り廃りのパターンがある。ミトラス教の遺跡は結構あるものだと本書で知った。次のローマに行くときにはよく見てこようと思う。 |