地中海世界 新書西洋史(2)
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弓削達 地中海世界のつち、ギリシャとローマを主に扱っている解説書。文部省検定済みの教科書のように無色透明かされていない、特色がある本であると前書きにあるのだが、私には無味乾燥な教科書にしか思えない。学者世界のなかでは特徴的な記述なのだろう。塩野七生さんのような「びっくりする」ような面白い記述からはほど遠い。 とはいえ、ポリスの発展やローマの衰亡などについて読むのが私は好きなので、それなりに面白く読ませてもらった。ヘロポネス戦争やデロス同盟、アテネとスパルタについて人間について考えるときのよすがになる。結局、極端な方向に行動を振れば、過去のどれかに当てはまってしまう人間の行動を知るには過去を知っておくに限る。この本は100円だったのだが、その程度はペイした本だと思う。 |