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ローマ人への20の質問

塩野七生
文春新書: 690円
お勧め指数: □□□□□ (5)

 古代ローマ人について、新書での紹介本。現在の日本人との比較を生活感のレベルで行うことで古代ローマ人についてい想像しやすい記述である。資料を鵜呑みせず、資料から推定できる人々の生活をリファレンスにすることで、「言葉の紹介」に過ぎない専門家の教科書と一線を弾いている。実際問題、この人のローマ人の方が長く残るのだろうと私は思っている。

 面白い歴史というと、結局司馬遼太郎さんのような歴史小説になってしまうのかもしれないけど、塩野さんの描く世界は、結果的に現実に迫ろうとする作品もお薦めであろう。もっともっと読まれて欲しいですね、世界の人にも。この人の他にこんな本を作れる人がいるのかどうかは知らないけれど。

 今回で読むのは3回目かな。それでも、なるほどなぁ、と思える本、しかも「新書」は殆どないだろう。

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