ニッポンを解剖する
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養老孟司(対談集) 対談集である。最近は対談集を出版しすぎの感があるのだが、この対談集はそのなかでもまともである。そのなかでも、奥本大三郎との対話は面白かった。養老孟司と「大切だ」と考えることが似ているからであろうか。 ”いまの子どもにふつうに課題を出しても、デジカメで写真を撮って、インターネットの辞典や記事からとった文字を適当に貼りついてつくってしまうでしょう。でも、それだと、頭のなかを知識が素通りしちゃう。ほんとうにものを見るには、自分の手を動かして形をなぞったり、色を塗ったりしないとダメだと思うんです。" 頭で考えることを現実に「接地」させること。そうでないと、おかしな方向へとどんどんずれていってしまう。これは、自然の見方だけにかぎらない。人間の活動はおしなべてこの「接地」という方法が必要なのではないかと思う。 |