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やがて哀しき外国語

村上春樹
講談社文庫 514円
お勧め指数 □□□■■ (3)

 別段外国語論が展開されているわけでもないです。外国で生活するなかで書いたエッセイ。立派なことが書いてあるわけではないのだけど、つい読んでしまう。事件もない。ただ、妄想のように考えていたことが言葉によって輪郭を与えられ、なるほどそうか、となる。上手ですね。
 アメリカの大学で講座をもち、学生に日本文学を教える。一方で、アメリカの社会を内側から眺める。小説の材料になるものを探す気配はまったくなく、単に「ひょうひょう」と生活しているように見えます。いいなぁと。でも、本人はそうでもない見たいですね。

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