イタリア遺聞
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塩野七生 この本は、イタリアからの帰途に機上で読んだ。これも何度目であろうか。塩野さんがローマ人にのめり込む前のエッセイ集で、ルネッサンス期の作品を書いている背景がかかれている。ローマ人に始めから興味をもっていたのではない、ということがよくわかる。この時期はベネツィア一辺倒。その背景として、ローマ人があるようである。 結局、自分の興味のあることを勉強していくと、興味の範疇の「境界」にも目を配らざるを得なく、それが結果的に興味のシフトを促すようである。浅く広く学んでいたら、結果的に「記憶に何も残らない」実に哀しい人生を過ごすだけのようである。エッセイとはいえ、自分とは別の人の生き方も読み取ることができるものなのだ。やはり、結果を出す人の生き方には物語があるようである。 |