村上春樹、河合隼雄に会いにいく
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村上春樹、河合隼雄 ブックオフで100円だったので買ってみました。内容は水のようななものです。栄養にはならないけど、なんとなくさっぱりするような。対談としてしんだというよりも、単純に「話してみたいな」という思いが、なんとなく実現した。それがたまたま本になった。そういう本です。河合さんがカウンセラーだからでしょうか、結局村上さんが自伝的なことを語っている。自然な流れでこうなるのでしょうか。村上フリークでもない私は、村上さんのスタンスを知ることができて、ちょっとよかった。 初期のころの村上さんは「デタッチメント」に気を使っていたそうです。なるほど、あの寂寥感は著者が意図したところなのですね。養老さんの本で読んだのですが、「村上春樹さんの作品には、日本の土俗的なものがない」ということです。それが、世界で売れる理由とつながっているのだと思っていましたが、デタッチメントを意図していたという話で、その謎が解けました。村上さんの作品には「世間」のしがらみが出てこないのですね。日本の土俗的なもの=世間ですから、そう考えると、日本の若者に指示され、世界の若者からも指示される理由がわかったような気がします。 |