優雅な暮らしにおカネは要らない
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アレクサンダー・フォン・シェーンブルク 上品さ、楽しさ、優雅さ。そんな生き方は「所持金・資産」の増加関数ではない。つまり、所得があることと優雅に生きることはよく考えると相関はない。没落貴族の家系に育つことは、人がもつある種の「気品」の良い面を観察するための視線を設けてくれる。この本のタイトルは決して「ルサンチマン」な態度の表明ではない。 結局のところ、工夫する意思があれば、結構楽しく生きていける。そして、「何が本当に幸せを与えてくれるものなのか」を深く自省した人がもつ発見があれば、収入が多くないからといえ不幸なことになることははない。会社を首になるのでは、という不安や「資産がないことに対する恐怖」は、結局のこところぬぐい去れないのだ。 どうやって、優雅に生きるのか? この本では具体的な方法は示されていないが、著者のよぶ「優雅に生きる」という意味は十分に理解できるように書かれているので、後は自分の生活に合わせて、工夫と発見とを続けていくよりないでしょう。でも、さすがは貴族ですな。感心しました。 |