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イノベーションの達人!

トム・ケリー
早川書房 2625円
お勧め指数 □□□□□ (5)

 発想する会社につづく第二段。働くのがすっごく楽しそうなIDEOという会社の中で考察された、「イノベーション」なことをする組織の分析。こんな人が必要なのだという人のタイプを10に分けて、どうしてそのような人が必要なのか、実際どのようなことがIDEOであったのかをもとに、楽しく解説されている。

 この方法は、「辞令」で解決することはないことは読めばすぐにわかる。方程式ではない。むしろ、後付けに近いものである。10のタイプの人を集めようとしてもできるかわからないし、採用時点で10のタイプのどれかに当てはまる人を見つけたとしても、会社のかで3ヶ月も入れば、「会社に適した人」になってしまうのだから。つまり、もともと、IDEOの様な会社でないと、この本でしょうかいされているようなチームはできないのではないか、というのが私の感想ですね。

 あるとき、IDEOのようなイノベーションメンバーを立ち上げるのだとしたら、全く新しくしかも旧態依然とした組織とは別に立ち上げないといけないでしょう。でも、それって結局新しい会社を作っているのと同じ。つまり、日々の業務をつづけていくのであれば、この本で書かれた世界は「見果てぬ夢」に終わります、たぶん。

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