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マキアヴェッリ語録


塩野七生
新潮文庫 420円
お勧め指数 □□□□□ (5)

 もう何回読んだのだろうか。イタリアへ行く機会に恵まれたとき、機内ではかならず塩野七生さんの本を読む。陽気な気分になりたいのならば、ジローラモさんエッセイの方がよいだろう。しかし、どちらかといえば「何かしらを学びたい」という気持ちも、たとえ観光であっても持っている私としては塩野さんの本を読みたいのだ。
 前の席の人が背もたれを深々と倒されたときに感じる不憫さと、外は明るいのに照明を落とさなければならない機内のなかで、エコノミーの苦しさを紛らわすよりもそれと正面切って受け止めならがなにがしかを考えたい。そう、ちょっと変わった?気分からそうなっている。

 決して覚えようとしているわけではないが、歳を取る毎にこの語録が自分の語意に自然と含まれていることに気づく。あ、これ、この本で読んだ言葉だったのか。自然と身に付くのは、それを事実だと体感したからに違いない。のほほんと生きている私だが、それなりに社会の中で生きているようである。

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