サイレント・マイノリティ
|
塩野七生 読むのは2回目である。イタリアへ出張した帰りの機内で読んだ。この本を読むのは2回目であろうと思う。少ない理由は、冒頭の数章がイタリアの時事問題に関するエッセイだらであろう。ただし、それ以後はイタリア以外にかかわらず普遍的な内容の話が扱われており、どちらかといえば哲学的な記述が多い。哲学科卒とうことを自信の一つにしているらしい塩野さんのおどけのような書き出しから、一気に考え込ませる内容へと引っ張られていくエッセイは、人生勉強に近い。 私は多くの人と関係する仕事をしていないためか、古代から現代まで一貫している人間の問題を考えるきっかけはあまりないので、こういう本は大切なのだ。 |