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ローマは一日にしてならず

樺山紘一
岩波ジュニア新書 600円
お勧め指数 □□■■■ (2)

 ローマ史の話ではありません。世界史のイベントを「有名な言葉」をもとに解説している雑学書です。ジュニア新書ですから、余計なことは言わずに丁寧に記述している。ギリシャからの年代、地域別に言葉を集めています。集めた言葉だけから、何か世界を感じさせるような意図はなく、また、教訓になりそうなことはあえて選ばれていないのです。もし、世界史に興味をもっていない人が見たら、全く意味のない本になります。すくなくとも、解説も面白くない。

 子供相手というのは、分かりやすさが第一なのかもしれません。そう心がけていることはわかるのですが、歴史の重要性など個殿にはわからない。だから、せめてですが、「ふーん」と言わせるような構造を持たせないとだめですよね。卑屈な例として、日々の学校社会で起きやすい事例をにおわせるとか。そういう努力をしないで、歴史への興味を持たせるきっかけをねらうならば、物語をにおわせる工夫がないとだめですね。どっちにしても、面白くない。

 では、私はどう思ったのかといえば、ちょっと不満。格言集ではないからしかたないのだけど、言葉の選択が「なるほど」とおわせるものになっていません。ブックオフで100円でしたが、その程度の価値のような気がします。時間をかけて失敗したというところです。

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