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座る技術

万大
かんき出版 800円
お勧め指数 □□□■■ (3)

 どうすれば通勤電車で座ることができるのだろうか? このテーマでのメルマガを再編集して解説イラストを付けた本である。半分冗談か、あるいは、著者固有の環境にしか役に立たない記事かと思いきや、電車に乗る人ならば無意識に実施しているような小技が解説されていて、誰にも役に立つ良い本だと思う。いかなることでも前向きにユーモアを交えて考察すれば、よい作品が生まれる可能性があるという教訓になりそうな本である。

 解説されている方法では、始発にのるとかそういうくだらないものはなく、どの列に並ぶとどうなるのか、どの車両の出口に並べば良いのか、どういう人の前に立てば良いのかまで考察されている。たとえば、本のしおりに手をかけている人、身だしなみを整えている人、アナウンスの直後に目をごしごししている人などは、おりるサインであるとかそういう内容である。たしかに、そのような傾向はある。自分がそのサインを発していることもある。

 日常のなかにも、考察対象はあふれているのだあと関心しました。

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