脳は何かと言い訳する
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池谷裕二 暇つぶしには良いエッセイなのだが、池田清彦とかベンヤミン・フルフォードとかを読んでいる最中に読むと「なんとつまらん本なのだ」と思ってしまう。もちろん、この人は一流の科学者であり、エッセイの内容も最近の研究雑誌からネタをとっているので、サイエンス・ライターさんのものよりも質は高いだろう。私個人が読むタイミングを誤ったのかもしれない。 みのもんた的な「こうすると健康に良い」という話は、例え確からしいものであっても、どうでもよいと思う私にとって、興味深いエッセイは「血液型」に関する考察についてであった。A,B,AB,Oという血液型のバランスはシミュレーションを行うと将来一つの型に収束するのではないかという結果がでたというもの。現在の血液型構成比は過渡的なもので、O型の人は減るだろうということだ。だからなんだ、という気もするのだが。 つまるところ、本にして読むほどのことではない。本人も「口述筆記」したと言っているくらいだから、要するに与太話である。 |