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他人と深く関わらずに生きるには

池田清彦
新潮文庫 362円
お勧め指数 □□□□□ (5)

 生き方の指標である。基本原理は「対称性」。ある人の主張が「よい」か「わるい」かを判断するのに「対称性」があるかどうかを探すとよいのだ。しかし、そもそも、あらゆることに「絶対的な根拠などない」ということをお忘れなく。なぜ人を殺してはいけないのかという言葉が流行したときに、宇宙の視点からながめると「そんな根拠は存在しえない」という私なりの結論と通じるところがあったので、池田さんとは気が合うかもしれないと思った。

 ”法律を守るためにだけに法律を守っているのはバカである。”
 ”官の威光がどんなにすごいかを民に見せつけるためにやっているとしか思えない。殺人犯を捕まえるのは大変だけど、シートベルト未装着の運転手をつかまえるのは簡単だもんな。”
 ”交通信号というのは、交差点に同時に車や人やらが入ってきた時に、どちらが優先かを決める便宜のために作られたに過ぎない。元々、便宜であったものを金科玉条にする。これを原理主義という。だから青信号で道を渡っていて車にはねられる人が後を絶たないのではないかと私は思う。”

 身もふたもない。先日も車が全くこないのに赤信号で待っていて、青信号になったら脇目も振らず全速力で自転車を横断した小学生を見たが、あれはろくなヤツにならんだろうなぁ。

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