科学教の迷信
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池田清彦 ”システムもまたDNAが作ったのだと、ナイーブなネオダーウィニストたちは考えているのかもしれない(このような幼稚な考えは、たとえば、「個体は遺伝子の乗り物である」と言った言明に端的に表れている)。しかしこの考えは、検証するまでもなく、論理的な水準で破綻している。” 要するに、ドーキンス、アホちゃうかというわけである。「生命は遺伝子の乗り物」という利己的な遺伝子という本については、最初はへぇと思ったがそのうちアホなこと言うなぁと思うようになっていた私は、構造主義生物学を知るにいたって、「ドーキンスは間違っているな」と確信した。DNAと遺伝の考え方について、一般の人にはどう関わりがあるのだろうか? アメリカのセレブの世界で流行しているという遺伝子の冷凍保存は「アホやな」と思ってニュースを見ればいい程度のことか。人間の能力は遺伝子が決めているから、しょうがないのだと思う程度なのか。池田さんは、DNAについての話と才能のあるなしについては、両方語っているけど関連についてはたいして感心がないようなので想像するしかないが、才能はDNAが決めているとは思っていないと思う。ただし、才能の違いは純然と存在するとも思っている。まぁ、当たり前なのだが。 この本では、構造主義生物学と同時に「論文を書かなければなんらない科学者という職業」について、国家レベルでのペテンの構造とその例である温暖化問題、国家が個人に干渉するなという主張について語られている。このような話は、まぁ、他のところでは読めない。しかも、池田さんの発言は、私の経験と照らし合わせても正しいであろうと思うので、ついつい感心して読んでしまう。 この本を含め何度か紹介されている医療行為について、別の本を読み始めているのだが、これが面白い。もう、ガン検診など受ける気がしない。結局、他人なんてどうでもよい、そんな事より、いかにして自分たちの権威を保持して、設けるのかという人間くさい医者の行為、医療組織の行為を知ることができるのだが、それについてはその本を読み終わったあとで。 |