科学とオカルト
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池田清彦 オカルトが流行っている。まぁ、何時の時代にもあるのだけれど、現在でもなおオカルトが流行っている。カールセーガンですら、アメリカのオカルトばやりには涙しており、晩年の著作にもそれが見て取れる。日本でも、何食わぬ顔してオカルトが流行っている。 なぜ、流行るのだろうか? それを扱ったのがこの本である。基本的には「自分について、かけがえのなさを主張したい」人がはまるのである。宇宙人にとらえられた経験談というのも、じつは「自分のすごさ」を主張したいことの遠回しな表現なのである。結局、自分を表現する機会に恵まれない、あるいは、自分は損だと感じている人がいる限り、なんらかのオカルトは残らざるを得ないであろう。ある意味、見もフタもない主張。 |