パレオマニア
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池澤夏樹 大英博物館をめぐると気になる展示品を見つける。そのいくつかを選び、それが発掘・収集された場所へ旅する。展示品となっている物の誕生をめぐる歴史・地域・文化について思索する。不思議なエッセイです。教養の誇示ではない。著者の思いが空まわりすることもない。歴史的文化的な視点で「物」を見つめる方法を著者自ら示してくれている。そんな思索は、大げさな表現かもしれないが、理想的な哲学することに思える。 45歳くらいまでに、この著者の発見した思索の旅を私も実践してみよう。その頃にはイラクも落ち着いていて欲しい。シュメールの遺跡が見たいから。パキスタンも落ち着いていてほしい。インダスの遺跡が見たいから。ずいぶんと個人的な要望だけど、早いとこ紛争が小康状態になってほしい。そして、紛争が昔話になってほしいですね。切実に思います。 3ヶ月ほど仕事の都合でロンドン近郊に滞在する幸運を得た。週末は大英博物館に通うつもり。この本は、その意味でも参考になった。 |