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環境問題はなぜウソがまかり通るのか

武田邦彦
洋泉社 1000円
お勧め指数 □□□□□ (5)

 言い本です。でも、絶対にメジャーになることはないでしょう。なぜならば、この本を取り上げて評判にする理由がマスコミにはないからです。どんなに良い本もマーケティングがダメなら売れません。良い物が良いから売れるのというわけではないのと同じですね。

 平易に書かれた分かりやすい本です。環境問題は政府の張ったりだ。それは知っていましたが、ペットボトルの回収、あるいは、分別ゴミもそうだったとは知りませんでした。ペットボトルを回収してリサイクルするという行為は、1)実はリサイクルされていない(リサイクル業者の実体は裁断して焼却処分しているのだが、役所はその内容を無視して「リサイクルされた」とカウントしているそうです)、2)無理にリサイクルすると余計なエネルギーがかかりかえって環境に悪い(プラスティックは結局溶かして原料に近い形にしてから使うので、そうするためのエネルギー(石油)の方がそのまま作るときの石油よりも多くかかるそうですね)のどちらかだそうです。それに、ペットボトルごときをどうにかしたところで、車社会からみれば「屁」見たいなものだとか。エネルギー消費の全体枠を把握した後で、個々の要素の影響を考えれば「その行為がどれだけ大切か」が分かりますが、この本はまさにそれをやってくれます。

 基本は政治なんですね。環境ではないのか。まぁ、これが人間の社会ですから周りの人をバカにしても仕方ないですけど、私は彼らと一緒になることはしたくないですね。

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