チーム・バチスタの栄光
|
海堂尊 『このミス大賞』をとった作品。しかも、普通のお医者さんが書いた小説で、しかもこれが初めての小説だとか。びっくりしました。ミステリーの核である謎解きは、そんなにスゴイというものでもないようでうすが、でもそれが全体の質を低くするということはない。というより、そんなことどうでもいいような気になってしまう本です。 小説では「キャラ」が立っているかどうかが大切だと聞いたことがあります。性格がはっきりと記述できていれば、読者の方が「そいつはそういうやつだから」と思ってしまうような状態ならば面白くないものはできない。知識としては知っていましたが、この小説でその実際を知りました。登場人物のキャラが立っている。だから、何気ない行動をおっていくだけのシーンでも「おもしろい」と思っちゃう。不思議な気分です。表現のがどうのこうのはどうでもいいです。 嫁さんがサイン会へ行ったようで、この本には著者のサインがしてあります。「普通のおじさんだったよ。こういうお医者さんいるなぁ、という感じの」中年になってからデビューということも、以外にあり得るんですね。しかも現役の医師ということだから、実体験したものをベースに小説として膨らませているのでしょうか。 |