特盛! SF翻訳講座
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大森望 どんな本なんだろうと思ってぺらぺらとめくってみたところ、翻訳ってそれなりに深い世界なのだと思ったので、つい買ってしまった。「演出家」という視点で「翻訳」をとらえればいいのか。なぜ翻訳がもとめられるか、どんな翻訳を読むと楽しいのだろうかを芸術として考えれば、逐語訳や超訳でいいはずない、と思うのだ。文章の世界にも「演出家」という人がいるのだ。 深い本だなぁと思って読み進めるうちに、そういうところは初めの部分だけで、残りは大森さんが若い頃(駆け出しから中堅?)に連載していたエッセイを再編集してあるものだと分かったのだが、その時点ではすでに通勤電車の中。ディーブなSFの話をされても困っちゃうのだが仕方ない。読んでいると「ブログ」っぽいのでどうしようかと迷ったが、最後まで付き合って読んでみた。翻訳家を目指す人には有り難い本なのだろうけど、SFの翻訳って日本に二十人いればいいというようなことだから、世代交代を考えても超狭き門なのか。不思議とそれでもうからないようだから、文化事業のような面があり、結局は好きな人が染まっていく職人の世界のか。 |