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世界の路地裏100


ピエ・ブックス 2400円
お勧め指数 □□□■■ (3)

 最近のコンパクトデジカメは素人の私が撮影してもそこそこの絵が撮れる。もちろん、だからといって人の興味をそそるようなのは1000枚のうち1枚くらいの偶然にとれるだけ。それでも、おぼろげだが撮ってみたい写真というものをぼんやりと持っている。だからこそ、普通の人がデジタル一丸レフを町中で持ち歩く。自分の手で自分が満足できそうなものを作ってみたいのだと思う。技術が進化したおかげで、ある程度のところまで能力を引き上げてもらっている。少し努力すれば、うれしくなるような成果がでそうな気分がするものなのだ。

 青い空、白い壁という地中海の天国のような風景に憧れる人は多いだろう。自分もその一人。丸の内丸善の写真のコーナーをぶらぶらしていたらこの本が目に留まった。そう、こういう写真好きです。綺麗なモデルさんや可愛らしい動物を撮影する機会は普通の人には巡ってこない。それでも、建築が好きだから街の写真には興味があるし、実際のところ写真をとる対象は構造物がほぼ全てになる。それは海外旅行でもそうであろう。例えばこんな写真とか。



St Paul's Cathedral

 反射的にこの写真集を買ったので、自宅でゆっくり眺めていたら地中海世界だけではなくてちょっと意外だった。プラハとかコルドバとか。ヨーロッパの風景は絵になる。しかし、イタリア、ギリシャはやはり別格。よい日光と真っ白な家並みは死ぬ前に見てみたい。「ナポリを見て死ね」という言葉があるが、実際は見なくてもいいと思う。それと同じように、ギリシャのエーゲ海も見たらがっかりするかもしれないけど。

 最終的にはこんな写真を撮れるようになりたいものだ。そういう目標として、しばらく折りにつけ見返してみようと思う。東京の下町に住んでいて、日曜日に近所にでかけることしかない生活だが、好きな写真を真似ることが勉強の王道であろう。

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