九マイルは遠すぎる
スッゲェミステリーが読みたい。古典的なものを。何か紹介してよ。そう、嫁さんにお願いしたらこの本を渡された。典型的な安楽椅子探偵ということだが、この分野は初めてだった。古典とはこういうものなのか。殺人が扱われていても可愛らしい感じがする。リアリティーがないのだろうか。誰かのお話のような気分がする。しかし、推理過程は面白い。ホームズのドラマを見ているような気分はする。タだし、複雑な人間関係は設定さていないのでポアロというわけにはいかない。 ある言葉、セリフから状況を推理する。名探偵であれば、推理によって真実に迫れる。そういう信念があるようだ。西洋のキリスト教の影響なのだろうか。推理小説の面白さは、その過程に快感を覚える事だろう。当然私も面白いと感じる。しかし、一方で、日本人的らしいのかちょっとした疑問も感じる。『薮の中』的なことにはならいのだろうか? つまり、全く同じ材料を使って別の推理が成立し、優劣つかないという状態はありえないのか?「重解」という数学用語のように。安楽椅子探偵には、重解は存在しないのかもしれないけど。 |