モノづくり幻想が日本経済をダメにする
理想的に機能している株式市場では、公開されている情報はすべて現在の株価に織り込まれていまっている。だから、将来の株価は、現在は知られていない情報、あるいは現在は公開されていない情報のみによって変動する。 これは、著者が大学院のファイナンス基礎論の講義で強調しているないようである。まったくもって、インパクトがある言葉である。 そして、これが正しいとすれば、村上ファンドはおかしいということになる。素人の私にも「ナルホド」と納得できる説明である。こういうことを堂々と主張する「経済新聞」があってもいいような気がするが、経済の人にそんなことを期待するのは原理的に無理なのだということか。 この村上ファンドの出資者には日銀総裁もいたということだ。私など「有名人同士だから、うまい話ネットワークがあるんだろうな」程度に考えていたが。しかし、話はそれだけですまない。日銀総裁が出資したということはもっと憂鬱な結論が待っている。 こう考えてくると、村上ファンドに出資した理由は、論理的に一つしかありえない。それは、「村上ファンドがインサイダ取引などの不正行為を行うと期待していた」ということだ。 金融財政のトップがそれだから、下っ端の人がちゃんとルールを守るはずもないだろう。ここから普通の人への助言があるとすれば、こうなる。 そして、ここから導かれる論理的な結論は、じつに重大だ。そうした出資機会を得られるのはごく一部の人たちであることを考えれば、「一般の人びとは株式投資などするべきでない」と結論せざるをえないからだ。 先生、おっしゃることがよく分かりました。ありがとうございました(深々と頭を下げる)。 優れた投資方法を知っている人がそれを他人に教えるはずはない だけどね。日本はモノを作ってなんぼですよ。金融センターだってあってもいい。どうせ、それをやる人とモノを作る人ととは本質的に違うタイプの人が必要ですから、どっちに人が流れてもよいでしょうけどね。 |
