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翻訳夜話2 サリンジャー戦記

村上春樹+柴田元幸
文春文庫 777円
お勧め指数 □□□■■ (3)

 サリンジャーの新訳を村上春樹さんがおこなったというこで、翻訳についてのあれこれを語りあった対談である。実は、「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を読む前に購入し、すこし読んだのだが「ホールデンって誰?」という始末だったので、慌ててキャチャーを読んだ。その直後にこの本を読んだことになる。翻訳という行為についての対談は、方や小説家、方や文学教授ということで見たかが微妙に違いおもしろい。また、サリンジャーについての話も興味深い(であろうと思う。私はファンではない)。

 後書きに柴田さんがなにやら書いてるのだが、これはびっくりするくらい出来がわるいと思った。なるほど、文学者といっても読んで理解するのことに優れているのだろうけど、想像するのは普通の人なんだということを思いがけず理解できた。そこで、疑問に思うのだが、文学の研究というのは、文学と社会の関係をつけることであって、とても「小説家になりたい」人がやるものではないのだろう。

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