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マリー・アントワネットの生涯

藤本ひとみ
中公文庫 686円
お勧め指数 □□□■■ (3)

 マリー・アントワネットといえば「パンがなければ、ケーキを食べればいいのに」というセリフ。あとは、断頭台の露と消えたという事実くらい。周辺の歴史などについては、実は知らない。市民革命前夜の世界だから、世界史で勉強したことになっているのかもしれないが、そもそもろくに授業を聞いていなかったので、妙な単語や人名「ロペス・ピエール」というようなものを覚えている。が、それらはストーリーをなさないという人は、実は多いのだろう。

 そう思っていたら、実はちがう。年齢層によるのだろうけど、「オスカルさまぁ」というセリフとともに、少女マンガ風の人を知っている人は結構いて、よく読んでいたらしい。ベルばらである。私は、ちっとも興味はなかった。キャンディ・キャンディーならば読んだのだけど・・・。

 急な新年会の出し物で寸劇をすることになり、ちょっとしたベルばらだった(ズラをかぶったりして・・)。で、さすがに状況をしらないと知ったかぶりがバレると思っていたところ、本箱にあったのをみつけた。「ののちゃん」の藤原ひとみではなく、藤本ひとみが著者だった。嫁さんいわく、「塩野七生を目指したようなところがあるが、でも、めちゃくちゃ軽いからすぐ読めるよ」ということだった。なるほど。新年会の前夜、寝る前に読んだが少し夜更かししたが読めた。週刊誌や新聞向きのレベルの解説だと思えば良い。もうちょっと、読者を楽しませようといているが、いかんせん、底が浅い。調べたのかもしれないけど、どうにもならない「軽い」文章であって、すごみがまったくない。よく言えば、府連ドーリーだ。「じゃ、またね」と言いたくなるような気分がした。

 取りあえず用をなしたので助かった。しかし、別の本を買って読みたいかといえば、そのつもりはない。

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