自分の頭と身体で考える
内田樹の本を読んでいたら「武道家?甲野善紀」という人の話がでてくる。大層立派な人だということだが、武道をやらないぼくにはピンと来ることがない。しかし、この人の本を実は読んだことがある。昔、養老孟司との対談本を読んだのだ。カッパブックスだったはずだ。なんでも、養老孟司との対談は3冊あるそうだが、1冊しか記憶にない。ということで、アマゾンで探してこの本を買って読んでみた。 自分で行動しているひとならばいろいろ思い当たるような経験が言葉になっている。いや、全部そうだというのではなく、経験的に知っていることだ。例えば、 もちろん合う合わない人は、いるとは思うんですけれど、合わない人には、ただ、挨拶だけして、べつにそれ以上近づかなければいいわけですから。 なるほどなぁ、でも新しい発見はあまりなかったかもしれない。などと思ってこの本を「養老孟司コーナー」にしまおうかと思ったら、この本の単行本があった。1999年のものである。なんてこった。またやってしまった。一度読んだ本を文庫判で買ってしまうことは、意外によある。と同時に、気がついた。なぜこの本に新鮮味を感じなかったのか。なんてことはない、以前読んで偉く感心し、それを自分に取り込んでいたのだろう。自分の学習したことの「そもそもの紀元」は忘れてしまうのだが、これがいい例だなと思った。 |
