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ウェブ時代5つの定理

梅田望夫
文藝春秋 1300円
お勧め指数 □□□□■ (4)

 名言集をもとに生きることを鼓舞する、というか、働くことを鼓舞する本はこれまでもいろいろあったし、これからもいろいろあるだろうと思うけど、シリコンバレーの良い面を全面にだし、明るく挑戦的に、そして結果的に愉快な人生を送れるように願いを込めた本としてこの本は残るんじゃないか。インターネットがどういう風に変貌していくのかぼくはわからないし、そもそもnobody knowsだろう。だから、インターネットの発展期を背負っているという特殊性はあるけど、それはそれ、物事が上昇していく様は若い人こそ憧れるだろうから、そういう雰囲気に合っていると思う。そういうぼくも、なんだか楽しくなった。

 この本で取り上げられた言葉の発言者、著者は面識があるようだ。本や伝説でしか本人を知らない人よりも、変な思い違いがないぶんだけ信用していいだろう。また、著者も成功した人だし。なんだか、晴れ渡った空を仰ぎ見るような気分がする。


Your time is limited, so don't waste it living someone else's life.
Don't be trapped by dogma -- which is living with the results of other people's thinking.
Don't let the noise of others' opinions drown out your own inner voice.
And most important, have the courage to follow your heart and intuition.
They somehow already know what you truly want to become.
Everything else is secondary.

Words by Steven Jobs.

 ぼくはこういう言葉に感動してしまう。さすがだよなぁ、って思う。日本でこんな言葉をはける人はいない。大抵説教だよね。ウソだとおもったら経営者の名言を並べてみればいい。まぁ、それが身の程ということだろう。これまでの日本がそうなんだから、その上にのっている自分も、まぁ、そんな感じなんだろうけど、それでも、青空を仰ぎ見るのは気持ちいいと思う。だったら、それいいでいいじゃないか。

 まったく、この本の紹介にも感想にもなっていないけど、名言集だから要約しても引用してもあまり意味がないと思う。

 で、自分が好きなことばといえば、

I try to work on things that won't happen unless I do them. --- Bill Joy

 まったっくもってそうしたい。失敗してもいいじゃん。単に「自分の」人生が失敗するだけで、他の人が失敗するわけではない。だったら、ぼくはこの言葉を信じていきたい。


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