「待つ」ということ
表題に魅かれて買ったのだけど、ぼくには合わなかった。つまらないのではない。わからないのだ。この本の扱っているテーマには大いに共感するだろうと思って、哲学書の雰囲気があったのだけど買ってみた。最初の1,2章こそエッセイ風で面白く読めたが、途中から哲学書・思想書の引用がでてきて、後半からは一発で理解でるような話をしていない。とても、電車で読めたものではない。ちょっともったい内気がした。 この本が扱うテーマはごく普通の人も同じように感じていることがあるだろう。なんとなく感じていることを、エッセイとしてはっきり言葉にしてくれれば、「そうだなぁ」と感心しながら読めるのに。結局、哲学の人は哲学の人に訴えるのみで、うまく言葉にできない人たちの側についてくれる人は少ない。残念だと思う。 感じているけど言葉に表現するほどの気付きとまた論理性と言語能力を持っていない人は多い。本を書ける人って、自分のオリジナルな意見や見方を主張するという方法ではなく、普通の人が感じていることを多くの人がわかるような言葉と論旨展開と物語を考えて、本に定着することに感心もってもよさそうなものだと思う。この本の著者は違っている、というだけの感想しか持てなかった。 |
