ロードス島攻防記
5年くらい前に一度読んだ本である。今回、ロードス島で開催される学会に参加するために、この本を携えていった。行きの飛行機で読む時間はなかったので、現地のホテルでぱらぱらと読んでいた。 学会も終わり、半日ほど自由行動をする時間がとれた。ならばこの本をその現場で読もうと、ロードスシティーの城壁内へ足を伸ばした。金曜日の午後。騎士団長の館は3時でしまるのだが、その30分前くらいに滑り込むことができた。広い中庭の橋にある日陰に座り、ペットボトルの水を飲みながらこの本を読んでいた。時間がないから仕方なくの行動だったのだが、いざやってみるとこんな贅沢はなかなかできるものではないものだ。その後、小説のシーンが進むたびにその現場まで歩いていき、そこでその部分を読むという行動を繰り返していた。人生、こういう経験はなかなかできんだろうと思いながら。 この本もどこかの修道院にあった古文書を参考した物語なのだろうと思うが、眼前の風景をもとに想像力を働かせながらの体験にはちょうどよいと思う。ある意味、これはツアーになりえるかもしれない、などと思ったのだ。 |
