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古代史の秘密を握る人たち

関裕二
PHP文庫 533円
お勧め指数 □□□■■ (3)
購入店 ブックオフ

 ある人から、井沢元彦の日本史のもと本は関裕二だよ、と教えられた。では、早速読んでみようと思っていたが、なるほどカッパノベルスとかかと少しひるんでしまった。この辺りは、トンデモ本と学会からはじき飛ばされた本がつならなる際どい世界だから用心して読まないといけない。で、用心して一読したが、そんなにおかしなことを言っているようにも思えなかったので、関裕二というひとは学会とは無関係な自由な発言する人なのだろう。

 政府の記録?としてのこっている日本書紀のようなものを「正しい」として作業を始める学者と、そもそも歴史は勝者がつくるのだから、インチキな部分が多分に含まれているはずだというスタンスで作業を始めるひととが土台から折り合わない。疑わない態度から始めるのは学者側である。しかしだ、疑わないのならば哲学が始まらないし、一方では科学ではない。となれば、学者の歴史学っていったいなんなのだろう。と、いう疑問は無視されるだろうな。

 一方で、思いつきや論理的な飛躍をもろともしないトンデモ系もまいったもの。おそらくは、両者の中間を往くのが安全であり、そこから考えると素人のぼくは梅原猛や井沢元彦の本を読んでいるだけで十分なのだ。それに、この本の著者を加えるのかどうかは、もう数冊読んでからにしないとなんとも言えない。期待はできるけど、果たしてこの方の主張がどこまでいい感じなのか、この一冊ではなんとも言えない。


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