ビジネスに「戦略」なんていらない
なぜビジネスなのに「戦略」ということばを使うのだろうか。おかしいだろう。だって、戦争じゃないんだよ。そういう物言いが、いつもまにやら自分たちの考えを侵食し、「戦争をやっているんだ、弱肉強食なのだ」という幻想を持たせてしまうのだ。 要するにそういうことを教えてくれる本である。会社をおこし、経営し、たのしく生きていくということをずっとやってきた人だからかける話なんだろうと思う。世間で戦略戦略いっているひとは、会社を経営するのではなく、ずっと勉強してきた人ばかりなんだなということにも気付かせてくれる。考えてみれば、あたりまえなんだ。 単純で明解な目標を与えれば、人材は馬車馬のように磨り減るまで使えるはずだと思い込んでいるわけです。 わたしは、人がその力を発揮するためには、自らの仕事への敬意と自らがフルメンバーであるところの会社に対する信頼が必須の条件であると考えています。
「戦略」という言葉を使うことで、いつのまにやら「死ぬか生きるか」という状況におちて、兵士は道具ということを受け入れるようになってしまうのかもしれない。そういうことって、あるような気がする。 だからといって、そういうことを言って働いているのはその幻想の中にいるので非難しても意味がない。そういうところからは「逃げる」のみだろうとぼくは思う。なんとかなるよ、たぶん。 なんでもそうだけど、生きるってなんだろう、を本気で考えないでくると人生おかしなことになるのではないかと思う。働くことまでが小学校の続きでやってくれば、生きるってなんだろうなんて考えない。馬車馬のように「使われる人」も「使う人」も、どちらも小学生のマインドなんだな。そういうのって、注意したところでどうにもならないだろう。 こういう本を読めて、自分は本当に幸せだと思う。今の自分を後悔しないですむことも幸せなことだと思う。 |
