死と身体
医学書院という出版社名と本書のシリーズ名が「ケアをひらく」ということとから、この本は医学っぽい内容なのかと思いきや、なんてことはない普通の内田本であった。カルチャーセンターでの講演などをベースにした、コミュニケーションなどについての論考で、気軽に読めた。 じゃぁ、どんなものだったのかまとめて言えといわれると難しい。合気道での身体の使い方からの発想なんかの話だと、個人的にそのような経験がないので「これこれですよ、はは」という説明ができない。 それじゃ読んだ意味ないではないか。確かにそんな気もするが、読んでいるときにずいぶんと頭を使ったし、楽しかったし、それ聞いたことあるとか、そんな風に考えるのかなどという細かいことは沢山あったので、勉強にはなったであろう。たとえばメタメッセージについて。最近メタメッセージに関することで失敗したことがあり、酷く身につまされた。メタメッセージとはそういうものか、なるほど。一端理解できると相手への腹立たしさが払拭されてしまった。と言う感じの「読んだかい」はある。 しかし、こんな立派な本を読んでも、それに見合うような立派な感想を持てないでいる。なんだか情けない。読んだ直後はいろいろ考えたことがあったのだけど、1週間もするとほとんど忘れてしまっている。するとまた、読んだ意味あるのかなという疑いが頭をもたげてくる。 |
