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日本語は死にかかっている




林望
NTT出版ライブラリーレゾナント04
お勧め指数 □□■■■ (2)
購入店 八重洲ブックセンター

 不愉快な本であった。内容のレベルが低いとか間違っているとか、そういうことではない。きっと正しい事を主張されているのだと思う。それでも、この人に好感を持てる人はこの人と同等以上の立場にいる人やこの人が認めた人だけだろう。つまり、友達くらいなものではないかと思う。
 嫌な日本語を使う人に対して、ある種の教育を目指している本ではない。指南書でもない。確かに、こういうことをするべきであると巻末に教えが書かれている。その意味では教育的なことを狙っているのかもしれない。
しかしだ。読んでいるとあちらこちらで目に付く「おれは凄い感」が、もう嫌になってしまうくらい漏れ出していて、困ってしまう。読者を見下げている。中国製の食品のように農薬がしみ込んでいる。立派な人なのかもしれないけど、この人の本は残らないだろうなとしみじみ感じる。
 学ぼうとする人に毒を盛るタイプの本である。

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