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レンゾ・ピアノ×安藤忠雄建築家の果たす役割

レンゾ・ピアノ×安藤忠雄
NHK出版
お勧め指数 □□□□■ (4)
購入店 三省堂本店

 本屋のレジ近くの平済みコーナーに置いてあった。最近は建築関係者や建築が好きな人という建築に興味を持っている人以外にも安藤忠雄の知名度が上がり、安藤忠雄の名は芸術家としてマスコミに登場することが多くなっている。出過ぎな感もあるくらいだ。
 この本はレンゾピアノと安藤忠雄の対談をNHK番組として製作し、それを書籍化したものである。ぼくが購入した最大の動機は意外に安かったこと。
 簡単な経歴紹介と建築についての対話からスタート。レンゾピアノの安藤忠雄評の断片がちらっと読める。マイナスの部分は口にされず、プラスの部分だけ。本人を前にして和やかに会話を進めるのだから当然である。安藤忠雄のコンクリートについての評価を大御所の口からなされるのは、ある種の意外さがあって面白い。
 この本をフッと手にしたのは、ちょうど今日、乃木坂のギャラリー・間で「住吉の長屋」の実物大模型を見てきたからかもしれない。コンクリートではなく木材でつくられた模型であった。何度も写真で見ているのだが、体感としては天井が低く、住むのは大変そうな家である。見学客はたくさんいた。その中にはフランス語で議論している外人さんもいた。どんなことを話しているのだろうかと興味を持ったが、細部まではわからない。外人さんの評価も聴いて見たいのだが言葉の壁は厚い。ひょっとしたら、この本を手にした動機に外人さんからの安藤忠雄評を聴きたいということがあるのかもしれない。
 もとになった番組が1時間くらいのものだったのだろうか。電車で読み切れる分量だ。ちょっとさわやかな気分がしている。

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