ひきこもりでセカイが開く時
年末だからということで(いや年末でなくてもなのだが)本屋に行っていろいろと物色した。最近新書はブックオフで買うことが多くなったせいで、ブックオフにない新書には目が届かなくなっている。新書でおもしろいのないかな、と思って選んだのがこの本。 爆笑問題の太田は賢い人である。本人はそれを全面に出そうとはしてないが、才能はいろいろなところで発揮されている。もっとも、テレビはある種のファンタジーだから、マスコミに流布している太田像をそのまま受け入れていいのかはわからないけれど。そんな真実などぼくとは無関係な話だからどうでもいいのだけど、単に、こういう人がぼろを出すということはあるのか、あるとすればどんなところなのかという視点で太田の言動を読むのも楽しいだろうと思って読んだ。 そんな気分で読み進めたが、あっさりと読み終わってしまった。太田は凄い人だとぼくは思う。その理由は、会話の中で偶然で話題になる人名や作品名などのトリビア的知識量にではなく、彼の中でのそれらが体系をなしているから。そんなことが話を聞いているだけで伝わってくる。 とまぁ、太田だけ持ち上げるとコンビの田中をけなしているような雰囲気になるが、ぼくはそんなつもりはない。田中は常識人だし、その役割をきちんとおさえて発言というか「存在」しているから。そもそもからして、田中は太田が好きなのだろう。昔ッからの友人だしね。コンビの間に軽蔑があったら、その関係は周りの人に透けて見えてしまうだろう。なによりも、嫌な雰囲気が漏れでてしまうはずだ。それがないのだから、彼らはうまくバランスしている良い友達なのだろう。 |
