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民主主義という不思議な仕組み

佐々木毅
ちくまプリマー新書
お勧め指数 □□□■■ (3)
購入店 amazon.co.jp

 佐々木毅という権威が、ちくまプリマー新書に書いているというアンバランスさに興味をもった。プリマー新書は中高生を想定しているはずで、東大総長は彼らにどういう語り口をとるのだろうか。もちろん、オトナが読んでも遜色がないシリーズなのだが。
 一読し、内容には引き込まれてしまった。さすがだ。こびることもなく、子供相手にいい加減なことをいうわけでもなく。それでいて、民主主義の不思議さと不完全さといい加減さを教えてくれる。また、だからといって、どうしようもないことまで指摘している。民主主義=いいことだ、という信憑を受け入れてはいけないと表明してくれている。
 とはいえ、文章には読み難さが残っている。ぼくも面倒だなぁと思いながら読んだところもある。こういう微妙なところで、つまずく人も結構いるだろう。子供はいろんな選択肢をもっていて、ちょっとでもつまずくと別のことを始めてしまう。無理して子供用にすることなどなく、普通の新書で出してもいいような気がするのだが、どうだろう。

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