« 井沢式「日本史入門」講座 朝幕併存と天皇教の巻 | メイン | 身体を通して時代を読む »

合気道とラグビーを貫くもの

内田樹+平尾剛
朝日新書
お勧め指数 □□□□■ (4)
購入店 amazon.co.jp

 朝カルでの講演をもとにまとめた対談本である。ごく普通の人であるぼくにはラグビーについて詳しい友人はいないので、この本を手にする人の多くもラグビーについて知らないだろう。でも、内田樹さんだからなんか面白そうだな、という理由で手にしているはずである。
 内田樹さんとの対談ならば、話の方向はおおむね決まっている。え、そんな話するの?ということはあまりない。身体の使い方の話になる、必ず。そして、トレーニングの仕方とかそうことではなく、身体を全体的に使うような話になってくる。そして、それを聞くのがまた楽しいのである。
自分では武道も運動もしないのだけど。身体の使い方にまつわる話の場合、それを聞いたところで実践に影響することはない。内田樹さんの場合、おっしゃる内容のレベルが、普段から身体を使っている人に向けたものだったりして、普通の人がきいても行動に反映できるようなものではない。
 じゃぁなぜ読むのか。それは、役に立つ経たないに関わらず楽しいから。内田樹さんの考え方を横で見ていると、なるほどそうやって考えるのかと感心することが多く、その技を見て楽しんでいるのだ。だからぼくは、対談本を芸を観賞するようにして読んでいる。読み終わった時点で、その本の価値は終了する。読んだことによって自分はどう変わるかなどは考えない。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.significa.jp/scienza/BlogMgrMt/mt-tb.cgi/717

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)