« わかりやすく〈伝える〉技術 | メイン | 成熟日本への進路 「成長論」から「分配論」へ »
月一で放送される書評番組で推薦されていた小説で、嫁さんが絶賛していたのでつられて読んで見た。 古い小説だけど、普通に読める。 内容は十分ミステリー。 ちょっとどたばたしているところが気になる。 主要人物を除いて時代設定に無理はない。 ゲスト出演するキー・パーソンは時代の有名人で、そのあたりで小説の荒唐無稽さを中和してくれる。
幾つかの話が順をおって並んでる。 一つ一つは、その時代なりのミステリーになっている。 断頭台=ギロチンだが、その登場の仕方もそれなりに工夫されている。 へんてこなオジサンだけでは読んでいてつらいが、ちょっと魅惑的な女性を登場させることで、とりあえず読み進んでしまうという仕掛けもある。 明治という時代の雰囲気をある程度表しているのかもしれない。 ただ、司馬遼太郎の描く世界とは大分違うけれど。
この小説の凄いところは、ラストである。 うーん、と言葉にしてしまったくらいである。 でもなぁ。
投稿者: fukushima 日時: 2010年8月20日 09:14 | パーマリンク